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大阪はアジアの首都になる。夢洲の活用について改めて考えたい。

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みなさんこんばんわ、石田です。
今日はこれからの大阪の発展についてと、夢洲の活用について、実際に話を伺った声をベースに記事にまとめていきたいと思います。


先日、フィリピンのマニラに在住する、とあるエコノミストの方から
大阪はアジアの首都を目指せばいいじゃないか」と言われました。

確かに大阪は、マニラ・シンガポール・上海など、アジアの主要都市に近く、関西新空港などのインフラもあるので便利。他文化・異文化を許容できるといった風土やポテンシャルもすでにある。そして、そのエコノミストは次にこう続けました。

「建前の外交は日本の首都である東京で行って、大阪は『実利と本音の外交』をやればいい」と。

だいたい、生粋の大阪人である私でも、「大阪が『都』になる(実際はならないで大阪市が解体されるだけ)なんて話は、どう考えても最初から謎が多いと感じていました。どこかしら根底にある東京へのコンプレックスの現れではないだろうか?と。私は、大阪は大阪本来のままでいいし、日本の首都は二つも要らないだろうと思っています。最近は「副首都を目指す」という構想も出ているようですが、「副首都」ってどういう機能を担うのか・・・そもそも「副首都」って何でしょうか?それを言うなら福岡だって、愛知だって同じく我こそが副首都だ!と、同じように言いたい気持ちもあるだろうと思います。

だとすると、「日本の首都」を目指すのではなく、大阪は大阪の特性を生かした形での「アジアの首都」というイメージを目指せばいのではないかというこのエコノミストの意見には可能性があるなと思いました。

少し話は変わりますが、最近とある流通業界の方とお話しする機会がありました。昨今の流通業界では「関西勢の東京進出が激しい」とのこと。人と人との面談力・交渉力では、やはり関西勢が圧倒しているのが理由だそうです。しかし、そもそもの 物 = モノ は動くのに、肝心な「流通基地が不足」している状況だと、その方は言っておられました。

このお話を聞いても、やはり私が掲げている政策の1つに繋がりますが、あはり夢洲(ゆめしま)はIR・カジノではなく、国際流通基地として活用すべきである考えます。

そもそも夢洲(ゆめしま)そのものが「負の遺産」なのではなく、現在も埋め立ての途中ではありますがゴミの最終処分地として使い、埋めたてが終われば流通基地として売却する予定だったのです。大阪湾では流通基地が現在不足していて、とうとう待ちきれなくなった事業者が、最近では大阪ではなく神戸港などの他県に土地を求めていくといった例も続出しているということも分かっています。

この夢洲を、最初の予定通りに活用すれば、十分採算の取れた話だったのにも関わらず、それを無理に方向展開をして IR・カジノ、万博の用地にしようとするから、地中から大量の有害物は出るわ、地盤沈下の問題も発生するわ、そもそもの流通用地不足は解消できないわといった、まさに踏んだり蹴ったりの計画になっていると私は思います。

流通基地を整備して「大阪はアジアの首都になる」。
せっかく生きているんだから、大阪ならではの大きい夢を実現したいと、私は思います。